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状態と段階について

吃音 症状

 

吃音には、それに伴う副次的な状態が確認されています。
ここではそれを紹介していきますね。

 

 

吃音に伴う状態

状態には発語にかかわるものや
体の動きや、何らかの反応となって表れるものなど多岐に渡ります。

 

 

繰り返し

短い言葉や単語を繰り返して発声する。
「学校、学校行こう」「元気、元気ですか?」など
言葉自体は出ているものの、とっさに同じ言葉を繰り返してしまいます。

 

挿入

吃音 挿入

「えーっと」「あのー」「その」などの言葉を
文章の中に挿入することで
スムーズに苦手な言葉を発語しようとする状態です。

 

普通、こういった挿入語は次に続く言葉を考えている時に
出るものですが、どもりを患っている人の場合は次の苦手な言葉を
スムーズに出すための勢いのようなものをつけているのです。

 

走る前の助走を行うようなものです。

 

また、第一声が出てこないというどもりの性質上
その第一声の前に挿入語を発することで、つまるのを回避できます。
少し不自然な言葉になってしまいがちですが。

 

言い直し、置き換え、中止

どもってしまう、と意識したり感じた時に
とっさに言葉を言い直したり別の言葉に置き換えたり、
もしくは話すこと自体を止めてしまう状態です。

 

「学校に・・・、学校に行こう」
「(元気) ・・・変わりはないですか?」などという風になります。

 

これはどもりたくない、という思いからくる自己防衛本能の一種です。

 

随伴運動

吃音 随伴運動

どもる時に体のどこかが動いてしまう状態です。
これも挿入と同じで、続く言葉をどもらずに発するための
勢いづけのようなもので、スムーズに話すために行われます。

 

例をあげると、こういった感じです。

 

  • 膝を叩く
  • 頭や髪を触る
  • 手を振る

 

この随伴運動の動き自体には意味はなく、
その行動自体も人によってさまざまで、大きく個人差が出ます。

 

これは以前どもりそうになった時に、とっさにその動きを行ったことで
どもることを避けられた経験から、以降も行われるようになるのです。

 

しかし、どもりたくないという気持ちが大きいと
動きも大袈裟なものになってしまいがちで、相手には不自然に取られます。

 

波状現象

吃音には普通、波のような周期があり
どもりがほとんど出ずにスムーズに話せる時期
どもりが出なくなったと安心していたら、
またどもってしまう・・・といった風に繰り返すのです。

すらすらと話せる時期が続けば、もしかして治ったのか? と
思ってしまうだけに、またどもりの症状が再開すると落ち込みます。

 

後で詳しく説明しますが、この波状現象のせいで
どもりが治ってから再発したと思いこんでしまう場合もあります。

 

ほかの症状

吃音 症状

このほかにも、

  • 「またどもるかも」と不安と恐怖を感じる「予期不安」
  • 緊張のあまり息を吸ったままの状態になる「吸息反射」
  • 呼吸が乱れる
  • 早口になる
  • 全身や一部の筋肉が過緊張を起こす
  • どもりに意識が向かってしまい話に集中できない
  • 頭の中が真っ白になり言葉が何も浮かばなくなる

・・・などの症状があります。

 

 

吃音の段階

前のページでどもりのタイプを見てきましたが、
どもりの症状には段階があります。
その段階は一般的に五つあるといわれています。

 

下に五つの段階をあげてみますので、
どもりのタイプと照らし合わせて見て下さい。

 

 

第1段階

吃音発生時。しかし自覚はない。難発を発症している。

 

第2段階

本人が自覚していないことが多い時期。連発を発症。

 

第3段階

どもりの症状が気になってくる時期。連発と伸発を発症。

 

第4段階

どもりを強く意識してくる時期。
伸発の引き伸ばし時間が長くなり、難発を発症する。
随伴運動が出る場合もある。

 

第5段階

どもりのことで思い悩む時期。難発がひどくなる。
どもりそうな場面や話すことを避けたり、
人と話すことを避けて人づき合い自体を回避する場合が多い。

 

 

症状の移行の仕方は?

段階を経ていく症状の発生の過程は同じく前ページで説明していますが、

【連発】

【伸発】

【難発】

と移行していくのではありません。

 

【難発】

【連発】

【連発+伸発】

【連発+伸発+難発】

・・・といった風に、
難発をどもりのはじまりとして
連発と伸発といった要素を増やしながら移行していくのです。


 

 

 

 

吃音改善